僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい

僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい

マクガフィンズ「僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい」
2012.11.7(Wed) – 11.11(Sun)

 

救う!?地球を!?愛で!?

「旦那が最近、携帯にロックかけるようになったんだ」
オレンジジュースを飲みながら、同級生が言う!
「でもロックはすぐ解除できたの」
「絶対自分の誕生日にしてるんだよね、バカなの」
「でもこのナンバーが変わったら、本当に危ない時だから」
「たまに解除できるか確認しておかないとね」
気持ちはわかるが、勝手に携帯を触るのはいいのか!
そんな彼女は結婚5年目、もうすぐ2人目の子供が生まれる!

「最近ずっと休日出勤なんだよ」
死んだ魚みたいな目で、会社の先輩が言う!
「会社のために、っていうのはわかる」
「他の社員もやってるから、俺だけ休むわけにはいかない」
「俺の代わりは山ほどいるんだから、休んだらクビかもしれない」
「でも代わりはいるはずなのに、俺が出勤しないといけないのはなんでなの?」
あいつががんばっている事と、自分ががんばらない事は関係ない!
そんな先輩は社会人6年目、年収いまだ300万!

愛っていうのはなんなのだ!
いったいどこにあるというのだ!
目に見えないから、目に見える形にしなければ、
ないのと同じになってしまうのか!

わたしがこれだけやったのに、あなたはこれだけ返してくれない。
そうなってしまったら、関係は終わりだという。
やった事に対して見返りを求め始めたら、それは取引なんだ!
経済なんだよ!
そう思った瞬間に、愛とか恋とかそういうものは、いとも簡単に崩れ去る!

「隠しごとはいけないよ」
「嘘をつくことはいけないよ」
わかってる!わかってるんだそんなことは!

でも、真実があなたを傷つける時だけ、秘密にするのを許してください!
嘘は言わないけれど、本当のことは全部言わなくてもいい権利をください!
そうすることで出来るかぎり長く、
あなたと一緒にいたいと願うことは、いけないことなんでしょうか!?

「赤ちゃんが乗っています」というステッカーを貼った軽自動車が、
救急車に「道をあけろ」とクラクションを鳴らされまくっている!
人の手がかからなくて済むように開発された機械なのに、
夜になると発生する「手数料」って一体なんなのだ!

まるで見当違いの気の遣われ方をして迷惑を被った挙句、
「あなたのためを思ってやったのに」と逆に怒られる!
これも一種の愛なんでしょうか?

理解はできるが、納得はできない!

僕から見れば僕が正しい!
君から見れば君が正しい!

 

 

Cast.

「僕から見れば僕が正しい」

黒岩拓朗 有村優太 村野未来 金魚 井上真理子 横田純 小林龍二 上田恒平

 

「会議は踊る」

有村優太 上田恒平 金魚 横田純 井上真理子 小林龍二 土屋美穂 水越健

 

「コミュニケーション記号体系」

水越健 金魚 黒岩拓朗 小林龍二 有村優太 横田純 上田恒平

土屋美穂 井上真理子 村野未来 渡慶次信幸

 

「君から見れば君が正しい」

金魚 黒岩拓朗 土屋美穂 水越健

 

以下2本は回ごとに演目が入れ替わります。

A:「帰宅部全国大会出場」

横田純 上田恒平 黒岩拓朗 土屋美穂 水越健 村野未来

井上真理子 渡慶次信幸 有村優太 金魚 小林龍二

 

B:「傘を盗む奴撲滅委員会」

井上真理子 上田恒平 有村優太 村野未来 黒岩拓朗

 

 

Staff.

演出:古田島啓介
脚本:横田純
照明:寺田香織
音響:岩坪成美
映像:相川雅史
宣伝美術:しんやちひろ
記録撮影:ワタナベカズキ
制作:伊東恵美 紀昌紀 高石奈央子

 

Place.

池袋 シアターKASSAI

 

(映像)Cast Introduction

演出、古田島啓介の「僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい」前口上。

脚本、横田純の「僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい」作品紹介

「僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい」出演メンバーインタビュー