こうして二人は幸せになりました、とさ

こうして二人は幸せになりました、とさ

MacGuffins #11
こうして二人は幸せになりました、とさ

2015.2.10(Tue) – 2.15(Sun)
作:横田純  演出:古田島啓介

こりっち公演詳細ページ

 

おきのどくですが、あなたの人生はゲームオーバーになってしまいました。
さらにおきのどくですが、人生は、ゲームオーバーになっても続くのです!

 

気がついたら私の目の前に、王様が立っていました。
なぜ王様が現れたのかまったくわからず困り果てる私に、
彼が一言、つぶやきました!

「え? だってお前死んだじゃん」
「お前、死んだんだよ」

あの世とこの世の境目のような不思議な空間で、
自分の人生の大反省会をくり広げる!
『生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ』
シェイクスピアの有名なセリフに、フツーの女が真っ向から対峙する!

「お前は心肺停止状態だから、完全に死んだわけじゃなくて、蘇生の可能性が残ってる」
「生き返るかどうかは最後に決められるから」

最後とかどうでもいいから!
私は今すぐ生き返るから!

そう言ってるのに、彼は許してくれない。
まあまあまあと笑いながら、私のひとつひとつを思い出させるのだ!

「おれさぁ、ドラゴンクエストの王様ってすごく残酷だと思うんだよね。
そりゃ勇者にもいろいろヤな事あると思うよ?
もういっそのことここで死なせてくれよって事もあるかもしれないけど、
気づいたら勇者はまた王様の前にいて、行ってこいって言われるんだぜ?」

ロールプレイングゲームというのは基本的に、
『はい』と『いいえ』の二択を選んで物語が進んでいく!
私の人生の選択は、果たして正しかったのだろうか!?

あの時、本当はこうすればよかったんじゃないのか?
こうしたら、運命は変わっていたんじゃないのか?
満足いく自分でいられたんじゃないのか!?

あらわれる選択肢だって、どっちかが正しいわけじゃないかもしれない!
どっちもイヤなものだったり、
選べるものが全部間違っているという可能性だってある!

それでも私には選ぶことしかできない!
やるのか、やらないのか、にげるのか、たたかうのか!
数限りない『はい』と『いいえ』の先に、
私の求めるエンディングがあると信じて!

山ほどの、どうにもならないことを抱えながら!

「おまえが、自分で、決めてくれ」

 

Cast.

金魚
黒岩拓朗(俳協)
有村優太
遠藤昌宏
八木澤翔
平本和寿樹
横山貴文(アールグルッペ)
橋本啓子

※水越健(プロダクション・エース)
※横田純

今公演は水越バージョン、横田バージョンのダブルキャストを予定しております。
水越バージョンには横田純は出演せず、逆に横田バージョンには水越健は出演しませんのでご注意ください。

 

Staff.

照明:寺田香織
音響:井上真理子
衣裳:谷口菜摘(劇団東京都鈴木区)
宣伝美術:しんやちひろ
制作:伊東恵美 土屋美穂

 

Time table.

2015年2月
10日(火) 19:30- 水越
11日(水) 19:30- 水越
12日(木) 19:30- 横田
13日(金) 19:30- 横田
14日(土) 14:00- 水越 / 19:30- 横田
15日(日) 13:00- 横田 / 18:00- 水越

※上演時間は90分を予定しております。
※当日券の販売開始は開演の60分前、開場は開演の30分前です。
※物販ブースも開演の60分前から開いております。開場前でもグッズを買うことができます。

 

Place.

池袋 シアターKASSAI

〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-45-2
(池袋駅より徒歩10分)

シアターKASSAI

 

Ticket.

前売/当日 2000円