※2013年8月13日、池袋シアターKASSAIにて行われたトークイベントで答えきれなかった質問を、俳優・水越健を交えてその日のうちに回答しました。

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質問:
「今後も主役とヒロインは同じ役者になるのでしょうか?」

 

マクガフィンズ俳優 水越:
なるのー?

マクガフィンズ演出 古田島:
いや、ならないですね。別にその……

マクガフィンズ脚本 横田:
そう。同じにしたいわけじゃないんです。

古田島:
さっきも配役の話したけど、バランスで考えてるだけで。「何度もすみません」の時も、横田と金魚が最初からぽんと決まったかっていうより、そこは最後。特に横田は最後だったよね。横田とわじゅ(平本和寿樹)はスゴイ悩んでたから。

横田:
そうだね。

古田島:
「何度もすみません」は横田と金魚だったけど、その前の公演は水越さんが一番出てるんで。軸でやってるんで、そこは違ってたりとか。
えー……でもそのさらに前は確かに横田と金魚。

横田:
まあ比率は結構多いんだよね、やっぱり。

水越:
あと恋愛要素が絡む時にふたり(横田と金魚)が組むことが多いね。

横田:
そうですね。

水越:
多分そのキャラクターのバランスなんだよね。

古田島:
キャラクターっていうか、演技の質だね。

横田:
あー!なるほど、それはあるかもしんない。

古田島:
うん。

水越:
金魚の相手役が、俺だったかもしんないんだもんね。
こうして二人は幸せになりました、とさ」の時とか、何回か稽古の時やったし。役が決まる直前まで。
「もしかしたらやるかなぁ」って思ってたけど、その質なんだね。俺のほうが濃くなっちゃうとかあるかも。

古田島:
そうなんだよね。そのー……濃さっていうか、俺の勝手な印象だけど、水越さんは結構まっすぐパーンって来るんで、そのパワーを受け止める人がいいなっていうふうに思うんですよ。じゃあ金魚の演技の質としてね、受け止める感じじゃないじゃん。

水越:
あ、そうだね。おれ「ドーン!」だもん!

横田:
(笑)金魚はキャッチャーみたいな感じじゃないからなあ。

水越:
俺のドーンをドーン出来る人は結構少ないからね!これダメかもしんない俺!(笑)

横田:
はっはっは(笑)

古田島:
キャッチャーみたいにパシンっていうのじゃなく、金魚は、キャッチボールなんだよね。
ポーンっていくと、そのままその力でスッて投げるっていう。横田もそれじゃん。キャッチボールができる同士がいいんだよ。

水越:
それこそ恋愛要素に大事だね。自然じゃないといけないよね。それは計算してやるもんじゃないし。

横田:
それはホントにそうですね。

水越:
カップリングだよね。ほんとに。役の。

古田島:
結局はバランスですね。
別に固定してるっていう意識はないんだけど、結果的にはそうなってるかな。

横田:
水越さんには土屋(土屋美穂)なんですよね。いつもカップリング組むとしたら土屋じゃないですか。

水越:
あ、そうだね土屋だね!

古田島:
そうそう!(笑)

水越:
土屋とはほらその、土屋もバーンとかドーンとか擬音でしゃべるからね。おれと一緒だから。
「ようこそ抽象の世界へ」の住人だから。

横田:
「同じタイプ……!同じタイプのスタンド」!!(笑)

 

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