こんばんは。マクガフィンズ演出・古田島啓介です。
このたびマクガフィンズに、橋本啓子が入団することになりました。

マクガフィンズに劇団員が増えるのは2年半ぶりになります。彼女と最初に出会った時の印象はキャピキャピした若い女の子だなぁ位でした。しかし、今ではその印象はすべて否定されました。年下かと思ってたら同い年だし、キャピキャピしてると思ってたらめちゃめちゃ頑張り屋で根性あるし。

彼女と一緒に芝居をしたのは2015年の『こうして二人は幸せになりました、とさ』が初めてです。その時が初舞台で、かなり緊張もしてましたが持ち前の努力と根性でなんとか乗り切ってくれました。2回目は前回の『何度もすみません』でした。その時は沢山の若い役者を気にかけてくれてました。本人も人見知りなはずで、人に話しかけるのは得意ではないはずなのに気を使ってくれてました。

彼女は面白い事に敏感です。楽しい事に敏感です。一度センサーに引っ掛かればすぐさま食い付いてきます。そして、それを舞台で発揮する力を持っています。

彼女は他人の事を考えられる人間です。時には自分を犠牲にしても他人の為に動ける人間です。他人の事を考えられる人間はとても強いです。何故なら、その人が倒れそうな時は助けられた人たちが助けてくれるからです。

そんな彼女は気付いたら我々にとって無くてはならない存在になっていました。

彼女の周りは笑顔で溢れています。その力に今までも、そして、これからも我々は助けられるでしょう。その力がお客様に届けられるように私はマクガフィンズの演出として、彼女の力を舞台に乗せて今までの以上のマクガフィンズをお届けします。

また、橋本啓子本人からも入団にあたってのメッセージをもらっています。よろしければこちらも続けてご覧ください。

 

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入団にあたって

2年ほど前になりますが、事務所を退所する際、お芝居を続けていくか考える中で、どうしても一度舞台を経験してみたいという想いが捨てきれず、オーディションを経て、♯11「こうして二人は幸せになりました、とさ」、♯12「何度もすみません」に客演として出演させて頂く事ができました。元々MacGuffinsのファンだった私にとっては夢のような経験でした。本当に感謝しています。

2度の舞台を通して、MacGuffinsメンバーや共演者の皆様だけでなく、お客様、見守って下さっている方々…たくさんの人から、たくさんのものを貰いました。刺激だったり叱咤だったり思い出だったり応援だったり…

全部ひっくるめて、大袈裟かもしれませんが、「ああ、私は愛されてるなあ!」と、思えたのです。
こんなちっぽけで未熟な私には勿体無い幸せです。

ですから古田島さんに『劇団員にならない?』というお話を頂いた時は、何か少しでもMacGuffinsに恩返しができるかもしれない!と、とても嬉しく思いました。(その直後、本当に私なんかがいいのだろうか?という不安が沸き起こって来るのですが。笑)
そして役者としても勿論ですが、他にも色んな使命があるようなので、MacGuffinsの為に私ができる事を、私らしくやっていこうと思います!

どうか、これからもMacGuffinsを、よろしくお願い致します。

 

橋本啓子