前口上

 

この歳になると色々とあるもので、親のありがたみというものを感じる機会が出てきます。
自分にも人並みに反抗期というものがあって、一時期は今思うと申し訳なくなる位に親に突っかかってました。
けど、今はただただそんな自分を愛してくれた親への感謝でいっぱいです。

親から子への愛情というのは唯一無二で、例えようのないものだと感じます。
今回の主人公はあえて年齢設定を役作りの上では少し無視させました。
何故なら、私達の同年代の人でも親からの愛は平等に受け取るし、同年代で既に親になってる人達も子への愛は平等に与えると思ったからです。
そこに年齢などは関係ないし、20代で父親の人も同じように大切な人のために自分を犠牲にすると思います。

この話は再演です。
大幅に加筆修正してますが、大筋は変えていません。
その初演時のアンケートには『悲しい話』という言葉をもらいました。
しかし、私は決してこの話が悲劇にしたいと思って作ってはいません。
その想いが少しでも伝わればと思います。

お客様も「自分を犠牲にしてでも何かしたい」、そんな人を思い浮かべながらご覧ください。

 

MacGuffins 演出 古田島啓介(Keisuke Kotajima)

 

 

マクガフィンズ「お願いだから殴らないで」
2014.5.20(Tue) – 5.25(Sun)
池袋 シアターKASSAI(池袋駅から徒歩8分)

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CoRich舞台芸術!「お願いだから殴らないで」公演紹介 (コメントお待ちしております)