Dialogues

演出、古田島啓介のインタビューズまとめ。第1回


※ザ・インタビューズで回答した内容を加筆修正し、再構成したものです。

古田島啓介インタビューズまとめ

 

質問:
「座右の銘など、あなたの好きな言葉はありますか?」
(2012年1月23日回答)

座右の銘はないです。聞かれてもなんか搾り出す感じになっちゃって、「あ、なんかそーゆーのはちげーなぁ」と思いまして。
けど、最近グッと来た歌詞をば。

何故ゆえ二人が出会ってしまったのかを
歴史や科学で分かるなら
嫌だ 嫌だ

神様とかは信じるほうではないですが、運命とか目に見えないような、計算されないようなものにはトキメクのです。誰かと誰かの出会いが全て計算とかで成り立っていたらつまらないし、面白くないじゃないですか。

人生は面白いほうが良いし、劇的であれって思っちゃうんです。だから、この歌詞にはグッと来ました。

 

 

質問:
「あなたに最も影響を与えた人物はどなたですか?」
(2012年2月15日回答)

正直、ザッと頭の中に浮かぶ人で15人位います。が、その全ての人に対して書いているときりがないので、私の原点と言うか、最初にもの凄くお世話になった方をあげたいと思います。

それは藤丸悠里さんという高校の頃の一個上の先輩です。現在は劇団破戒オーという団体で作、演出をされています。高校時代の初舞台の時に主に共演させてもらいました。まだ右も左も分からない自分に色々と教えて下さいました。

特に印象に残っているのは稽古後によく二人で芝居の話をしていました。この芝居が面白かったとか、なんで面白かったのかなどなど。自分が芝居を作る時に『面白さ』というものを常に考えています。『何が面白いのか』『どうすれば面白くなるのか』そこの原点は先輩と過ごしたあの時間だと今でも感じていますし、今の芝居の基盤と言うか、根本的な物は代わりは無いと思っています。

もちろん、今はそれに様々な物をプラスしたり、様々な人や、今の劇団の仲間と出会って、あの頃よりもより自分が、観客が面白いと思える芝居を作れていると思います。ただ、あの頃過ごしたあの時間はいつまでも自分の中にあり続けるのだと思います。

 

 

質問:
「今振り返ると「人生のターニングポイントだったなー」という事があれば教えて下さい」
(2012年3月23日回答)

直近の人生のターニングポイントは三年前位に観た芝居ですかね。うちの劇団員の横田が新しい劇団を立ち上げたというのを小耳に挟みまして、それなら観に行くかと思って胸を躍らせつつ観に行きました。

自分はその頃社会人に一年目だったのですが、社会人というもののつまらなさに辟易としてまして、そこでこの芝居を観て元気をもらおうなんて考えてました。大学の頃から付き合いのあるうちの劇団員の相川も参加していたので、結構楽しみにしていました。

で、観た感想はというと正直に言うと満足のいくような物では無かったです。今は横田がうちの作家ですが、そこでは役者だけで脚本は他の人が、演出も作家の人が行っていました。その舞台の一年位前に横田、相川、自分は一緒に芝居をやっていたのですが、そこでの彼らと目の前の彼らを比べると悔しくて悔しくて堪りませんでした。なんであんなに面白く、良い演技をする二人がこんな演技をしているんだろう、この団体よりも自分の方が確実にこの二人を活かせると思ったら、悔しくなってきてしまったのです。

その『悔しい』という気持ちがきっかけで、「そんなところで芝居をやっているなら一緒に劇団立ち上げよう」と横田に告げてマクガフィンズは生まれました。

多分、そのお芝居がとても面白かったら自分は今も社会人だったと思います。私は脚本が書けないので一人じゃ何も出来ませんから。別につまらなくても、役者が活き活きとしていたら『悔しい』という気持ちも湧かなかったと思います。本当に全てたまたまです。たまたま。

 

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2014-03-15 | Posted in DialoguesComments Closed 

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